Windows Phoneの終了が確定的になった。OSのWindows 10 Mobileに新機能の追加や新しいハードウェアの開発計画はない、とMicrosoftの幹部が認めたためだ。MicrosoftはAndroidやiOSよりも古くからモバイルOSに取り組んできたが、苦戦続きだった。次のモバイル戦略はどうなるのか――。

■アプリ不足のままの幕引き

Windows 10 Mobileの終了は、まず搭載スマートフォン「Elite x3」などを製造するHPから明らかになった。同社の欧州担当プレジデント、Nick Lazaridis氏が英メディアのThe Registerに対し、「Microsoftの戦略変更」を受けて、Elite x3の新製品開発計画を中止することを明らかにしたのだ。

そして4日後、Windows Mobileを率いてきたMicrosoftのOS担当バイスプレジデント、Joe Belfiore氏が打ち切りを事実上認めた。同氏のツイートは「バグフィックスやセキュリティアップデートなどプラットフォームのサポートは継続するが、新しい機能/ハードウェアの構築にはフォーカスしない」としている。前バージョンの「Windows Phone 8.1」は今年7月にサポートを終了している。

Windows 10 Mobileは、デスクトップ版と共通のカーネルを採用したモバイルOSで、2015年末にリリースされた。新たに導入したUWP(Universal Windows Platform)で、開発したアプリがPC、スマートフォン、XboxなどさまざまなWindows 10デバイスにそのまま利用できることを売り物にしていた。

また、外付けディスプレイに接続してPCのように利用できる「Continuum」も特徴。HPのElite x3はこれを生かしたもので、「3-in-1」(PC、タブレット、スマートフォン)をうたっていた。

しかし、UWPを利用したアプリは少ないままだった。アプリ不足を指摘されたBelfiore氏は「アプリ開発促進に多大な努力を払った」とも漏らしているが、Windows Phone時代から続くアプリ問題は解消されなかった。この騒ぎの前の9月末には、Bill Gates氏が、自分用にAndroidスマートフォンを使っていることが明らかになり、話題になった。

 

 

 

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マイクロソフトはWindows 10 Fall Creators Updateから削除されたり、削除が予定されているアプリや機能の一覧を公開している。今後Windows 10を使うにあたり、これらの機能は使わないようにしようという、告知のようなものだ。

削除される機能

3D Builder app
Apndatabase.xml
Enhanced Mitigation Experience Toolkit (EMET)
Outlook Express
Reader app
Reading List
Resilient File System (ReFS)
Screen saver functionality in Themes
Syskey.exe
TCP Offload Engine
Tile Data Layer
Trusted Platform Module (TPM) Owner Password Management

※リストが表示されない場合は、ASCII.jpをPC表示にしてご覧ください。

「ペイント」アプリが非推奨となり、ゆくゆくは削除されるとのこと。すでに「ペイント 3D」が搭載されているので仕方がないが、初期のWindowsから一貫して搭載されてきたアプリなのでちょっと寂しい。「ペイント 3D」の3D以外の使い勝手が向上することを期待したい。

非推奨になる機能

IIS 6 Management Compatibility
IIS Digest Authentication
Microsoft Paint
RSA/AES Encryption for IIS
Sync your settings
System Image Backup (SIB) Solution
TLS RC4 Ciphers
Trusted Platform Module (TPM): TPM.msc and TPM Remote Management
Trusted Platform Module (TPM) Remote Management
Windows Hello for Business deployment that uses System Center Configuration Manager
Windows PowerShell 2.0

※リストが表示されない場合は、ASCII.jpをPC表示にしてご覧ください。

Windows Server 2003とXP Professional x64に搭載された「Internet Information Services(IIS)6.0」も非推奨になった。今年に入ってからも脆弱性が発見され、セキュリティホールになっているので当然ではある。

「3D Builder app」は「ペイント 3D」に置き換わるので削除された。とはいえ、どうしてもこちらを使いたいというユーザーのために、Windowsストアからダウンロードできるようにはなっている。「Enhanced Mitigation Experience Toolkit (EMET)」も削除され、「Windows Defender Exploit Guard」という機能に代替される。EMETはサイバー攻撃を防御するための機能だが、2018年7月31日にサポートを終了することになっている。これでも、ユーザーからの要望を受け18ヵ月間延長しているのだ。

そのほか「Reader app」や「Reading List」はEdgeに統合され、「Outlook Express」のレガシーコードが削除されたりしている。

Windows 10 Fall Creators Updateで「3D Builder app」や「EMET」が削除され、「ペイント」も非推奨アプリになった。

 

 

 

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終わりの始まりではないよね?

スマートフォンといえば、iPhoneか、Androidスマートフォンか、いまや二択の世界。いえいえ、Windows Phoneのことを忘れていませんか? パソコンのWindows 10との親和性が高いことがアピールポイントな、Windows 10 MobileをOSに搭載し、タイル状のユーザーインターフェース(UI)が特徴的なスマートフォン。実は日本国内でも、格安スマホ向けに購入できたりします。


そうはいっても、ほとんどWindows Phoneなんて使っている人を見かけません。スマホ本体と大画面モニターを接続すれば、まるでスマホをパソコンのように使える「Continuum」機能だって素晴らしいはずなのに、広く受け入れられているとは言い難く…。おまけに、当のMicrosoft(マイクロソフト)から新モデルが久しく出ていないため、もしかして消えていく定めなのでは? そんな懸念も高まっていたりするみたいですね。

このほどWindows Latestが伝えたところによれば、今年4月にリリースされた最新版のWindows 10 Mobileのライフサイクルを、Microsoftが公表しました。2019年まではサポートが明言されています! 基本はバグ修正ばかりのアップデート配信にとどまってはいますが、まだまだ新機能を追加する大型アップデートだって十分にあり得ますよ。あと少なくとも2年間はね。

なお、このプロダクトサイクルの情報を、どんなふうに判断するかが、物議を醸してもいるようです。つまりは、2019年には、もうWindows 10 Mobileがサポート終了期限を迎え、MicrosoftがスマホOSからは撤退するのでは? そんな見方もある一方で、まだまだ引き続き、Microsoftが、本腰を入れてスマホOSの開発を継続する強い意志表明だと、期待してとらえる向きもあります。

いずれにせよ、きっと多くのユーザーが期待しているのは、スマホなのに真にパソコンと呼べそうな「Surface Phone」なるパワフル新製品の登場ではないでしょうか? 手のひらにWindowsというコンセプトが、本当の意味で実現してくれたら、iPhoneやAndroidスマホからの乗り換えだって進み、Windows Phoneが花開く時代だってやってくるやもしれません。今後2年以内に夢がかなったらいいですよね~。

 

 

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●あなたはTS派ですか? それともRDS派?

WindowsデスクトップOS(Homeエディションを除く)には、リモートデスクトップ接続のサーバ機能、つまり「リモートデスクトップサービス(Remote Desktop Services:RDS)」が搭載されています。これにより、リモートからWindowsのフルデスクトップ環境にログオン(最近では「サインイン」と呼ぶようになりました)して利用することができます。Windows ServerのRDSはマルチユーザーの複数同時セッションをサポートしますが、デスクトップOSは同時接続が1セッションに制限されています。

このRDSのことを、「ターミナルサーバ」や「ターミナルサービス(Terminal Server、Terminal Services、TS)」と呼ぶ人がいます。もともとWindowsにはリモートからデスクトップに接続する機能は存在しませんでした。それが、Windows NT Server 4.0で、新しいエディションとして「Windows NT Server 4.0, Terminal Server Edition(TSE)」が提供されたのが、そもそもの始まりです。MicrosoftのWebサイトは何度かリニューアルされていますが、本稿執筆時点でも、奇跡的にTSEのページは現存しています。

その後、Windows 2000で、サーバ側に「サーバーの役割」として「ターミナルサービス」が実装されました。また、TSの機能はWindows XPにも標準で組み込まれ、Windows XP ProfessionalではTSのサーバ機能がサポートされました。ここから「リモートデスクトップ接続」という名前が使われるようになりました。この名前の由来は、TSで使用されてきた「リモートデスクトッププロトコル(Remote Desktop Protocol:RDP)」です。

Windows XP Homeでも、「簡易ユーザーの切り替え(Fast User Switching)」という機能にTSの技術が利用されています。そして、Windows Server 2008において、TSはRDSという名前に変更されました。ターミナルサーバと呼ばれていたマルチセッション用サーバは、現在は「リモートデスクトップセッションホスト(RDセッションホスト)」と呼ばれています。

Windowsに初めて触れたのが、RDSやRDセッションホストという名前になってからだという人には、TSという表現はピンとこないかもしれません。しかし、この機能をトラブルシューティングする場合は、TSという名前だったことを知らないと、苦労することになります。なぜなら、Windowsの内部名やコンポーネントのファイル名、イベントログ、レジストリなどにTSに由来する名前が至るところに残っているからです。

例えば、リモートのWindowsへの接続には「リモートデスクトップ接続」という名前のクライアントを使用しますが、Windowsに組み込みのこのクライアントのファイル名は「mstsc.exe」です。これは、「Terminal Serverクライアント」(TSE)や「ターミナルサービスクライアント」(Windows 2000)というクライアント名(ファイル名は「mstsc.exe」)だったときの名残です。

●なぜSCCMのことをSMSって呼ぶの?

別の例を挙げましょう。Microsoftのシステム運用管理スイート製品である「System Center」に、「System Center Configuration Manager(SCCM)」があります。この製品を「SMS」と呼ぶ人がいます。製品のコンポーネントの中にも、SMSという名前が多数見つかります。これは、もともと「Microsoft Systems Management Server」という製品名だったころ(1990年代のSMS 1.0~SMS 2003まで)からの名残です。

「System Center Operations Manager(SCOM、OpsMgr)」も同様です。この製品を「MOM」と呼ぶ人がいますし、管理エージェントの名前は今でも「MOMAgent」です。この製品の名前は、もともと「Microsoft Operations Manager」でした(実は、それ以前の、Microsoftによる買収前の名前もあります)。

●SoftGridからApp-Vへ、そしてWindows 10で組み込み機能に

WindowsデスクトップOSのソフトウェアアシュアランス(SA)に対して無償提供(以前は有料)される「Microsoft Desktop Optimization Pack(MDOP)」には、「Microsoft Application Virtualization(App-V)」という製品があります。Microsoft Officeのクイック実行形式(Click-To-Run、C2R)は、このApp-Vの技術をベースに開発されました。

App-Vのバージョン4.xまでは、昔の名前が色濃く残っていました。昔の名前とは、Microsoftが2006年にSoftricity社を買収したときの同社の製品であった「SoftGrid」です。その後、しばらくは「Microsoft SoftGrid」という名前で提供され、バージョン4でApp-Vに改称されました。ただし、App-V 4.xになっても、ファイル名やファイル形式、環境変数(%SFT_SOFTGRIDSERVER%)、サーバ環境、レジストリなどにSoftGrid時代の名残が多くありました。

現在のApp-Vの最新バージョンは5.1であり、技術的に大きな変更が行われたため、「なぜここにSoftGridという名前が?」という疑問に遭遇することはなくなったと思います。ただし、MDOPを通じて提供されるのは、このバージョン5.1が最後になります。Windows 10 Anniversary Update(バージョン1607)からは、App-Vの機能が「User Experience Virtualization(UE-V)」の機能とともに、EnterpriseおよびEducationエディションに組み込まれて提供されるようになりました。

今後は名前の変更ではなく、この提供形態の変更がトラブルシューティングを困難にする理由になるかもしれません。例えば、現在、公式/非公式に利用できるApp-V関連のオンラインドキュメント、書籍、ノウハウは、新旧両方の提供形態のものが混在しています。見るところを間違うと、トラブルが発生している環境と書いている内容の不一致に戸惑うことになるかもしれません。

●ID管理ツールのルーツもややこしい

Microsoftのサーバ製品では、筆者が知る限り、ID管理ツールである「Microsoft Identity Manager(MIM)」が最も多くの昔の名前を持つ製品であると思います。以下に、古い順番に並べてみました。それぞれ、3~4文字の略称で呼ばれることがあります。この製品に深く関わることがなかったので、名前の変更の影響がどの程度であったか知る由もありません。おそらく新規導入では問題にならなくても、途中をスキップしてのバージョンアップなどは、何かしら苦労があったと思います。

――
・Microsoft Metabase Services(MMS)

・Microsoft Integration Server(MIIS)

・Microsoft Identity Lifecycle Manager(ILM)

・Microsoft Forefront Identity Manager(FIM)

・Microsoft Identity Manager(MIM)
――

●全く別の機能に再利用される名前もある

個人向けアプリとMicrosoft Officeに同梱される企業向けアプリケーションの2バージョンがある「OneDrive」ですが、2016年中ごろに「SkyDrive」から名前が変わったことを知っている人は多いと思います。

実は、Microsoft Officeに同梱される企業向けアプリケーションとしては、もともと「Groove」という名前でした。以下に、これまでの名前の変遷を古いい順に示します。

――
・Groove(Office 2007)

・SharePoint Workplace(Office 2010)

・SkyDrive for Business(Office 2013)

・OneDrive for Business(Office 2016
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現在、Grooveという名前は、Windows 8.1やWindows 10で利用可能な「Grooveミュージック」というアプリで使われています。全く別のものに名前が再利用されたわけですが、もし、あなたのコンピュータのメニューに「OneDrive for Business」(Microsoft OneDriveではない方)が存在するのなら、ショートカットのリンク先を確認してみてください。リンク先のファイル名は「groove.exe」です。あるいは、Windows 8.1やWindows 10のスタートメニューで「Groove」と検索すると、「Grooveミュージック(信頼されたWindowsストアアプリ)」の他に「OneDrive for Business」が検索されることを確認できるかもしれません。

この他、以前使用されていた名前が別の技術や機能に再利用されている例としては、「Microsoft Passport」があります。Microsoft Passportは、Windows 10に実装された、パスワード入力に変わる二要素認証(Tow Factor Authentication:2FA)技術です。

生体認証(顔、眼球の虹彩、指紋による認証)といった「Windows Hello認証」の背景にある技術ですが、もともとは現在の「Microsoftアカウント」の前身となった「Microsoft Live ID」の、さらに前身のサービスである「.NET Passport/Microsoft Passport Network」のことを指していました。そして、現在の意味でのMicrosoft Passportも、実はもう古い用例です。Windows 10初期リリース時には別の意味であったMicrosoft PassportとWindows Helloは、現在では両社を合わせて「Windows Hello」という名前に統合されています。

それ以前は「Microsoft Wallet」と呼ばれていました。Microsoft Walletは、Windows 10 Mobile向けの決済サービスの名前としても使用されています。その時点で新規IDを作成する際には問題にはならないでしょうが、IDを継続して利用しているユーザーにとっては、混乱してしまいます。@outlook.com、@live.com、@live.jp、@hotmail.com、@msn.com、@passport.comなど、さまざまなサフィックスのドメイン名が存在することも、混乱の源です。

●Windows 8.1/10は、別の名前や名前の変更がお好き?

Windows 8.1(Windows 8)やWindows 10からは、OSに実装されている技術や機能の名前が、以前よりも短いサイクルで変更されることがあります。

例えば、筆者はWindows 8.1以降を対象とする場合、「アプリケーション(Application)」と「アプリ(Apps)」を意図的に使い分けています。「アプリケーション」は従来のネイティブなWindows向けアプリケーション(「メモ帳」や「Word」、コマンドツールなど、拡張子「.exe」のバイナリ)のことで、「デスクトップアプリ」や「Win32アプリケーション」と表現することもあります。

もう一方の「アプリ」が意味するところは、Windowsストアから入手できる(あるいはWindowsにビルトインされて提供される)、Windows 8からの“新しいタイプのアプリ”のことです。こちらは、さまざまな別の呼び方があります。以下にざっと挙げてみましたが、まだあるかもしれません。これらの呼び方は、Windowsの新しいバージョンや技術が登場するたびに増えてきました。これほどたくさん別名があると、人に正しく伝えるのに苦労します。

――
・ストアアプリ(Store Apps)
・Windowsストアアプリ(Windows Store Apps)
・Windowsアプリ(Windows Apps)
・ユニバーサルWindowsプラットフォームアプリ(Universal Windows Platform Apps)
・UWPアプリ(UWP Apps)
・モダンアプリ(Modern Apps)
・モダンUIアプリ(Modern UI Apps)
・メトロアプリ(Metro Apps)
・メトロUIアプリ(Metro UI Apps)
・Immersiveアプリ(Immersive Apps)
――

「Apps」が「アプリ」と翻訳されているため、英語の「Application」と「Apps」の表現と、日本語の「アプリケーション」と「アプリ」の表現の違いが分かりにくいかもしれません。日本語では、「アプリケーション」を略したものが「アプリ」という意味にも取れます。スマートフォンで利用可能なものを「アプリ」と認識する人も多いでしょう。

Windowsにおいても、スマートフォンで(も)利用可能なものという認識は、ある意味間違ってはいません。ただし、Windows 8.1向けのアプリはWindows 8.1 RTやWindows 8.1 Phoneでも動き、Windows 10向けのアプリはWindows 10 MobileやXboxやHoloLensでも動くということで、スマートフォンでも動くのではなく、全てのプラットフォームで動くものという意味合いです(Windowsの設計上の目的としているところ)。

Windows 10になってからの名前の変更は、まだまだあります。次回は、新旧「アクションセンター(Action Center)」、「更新ブランチ(Update Branch)」と「更新チャネル(Update Channel)」、「機能アップグレード(Feature Upgrade)」と「機能更新プログラム(Feature Update)」、「Microsoft Passport」と「Windows Hello」、「エンタープライズデータ保護(Enterprise Data Protection:EDP)」と「Windows情報保護(Windows Information Protection:WIP)」と「Azure Information Protection(AIP)」などについて取り上げる予定です。

 

 

 

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複数のWindowsを1台のPCにインストールすると、起動時に選択画面が開く。項目を選ぶか、一定時間経過すると選択されているOSが起動する。もちろん、これらの設定もカスタマイズすることができる。


例えば、初期設定では30秒経過すると、自動的に既定のOSが起動するようになっている。基本的に決まっているなら「5秒」にしたり、毎回選択するので勝手に起動しては困るというなら「5分」に設定することもできる。

既定のOSを変更することもできる。通常は後からインストールしたWindowsが既定に設定されているが、「既定のオペレーティングシステムの選択」を開いて、選択すればいい。

OSの表示名はこの設定画面からは変更できない。まずは、どちらかのWindowsにサインインしよう。Windows 10では、まず管理者権限でコマンドプロンプトを開く。続いて、「bcdedit /v」と入力する。すると、ブートローダーに登録されている項目の情報が表示される。変更したい項目の識別子=「identifier」を選択し、タイトルバーの右クリックメニューからコピーする。

続けて、「bcdedit /set」と入力したら識別子をペーストする。さらに続けて「description "名前"」と入力すればいい。例えば「bcdedit /set {identifier} description "名前"」のように入力する。Enterを押して、「この操作を正しく終了しました」と表示されたら完了。再起動後から、Windowsの名前が変わっているはずだ。

これでズバッと解決!

OSの選択画面から「既定の起動設定やその他のオプションの変更」を開いて設定したり、コマンドプロンプトから「bcdedit」で設定をカスタマイズできる。

 

 

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Windows 10の次期大型アップデート「Fall Creators Update(1709)」の提供開始が間近に迫っているが、これに合わせてMicrosoftから新情報が幾つか入ってきた。一般ユーザーもWindows OSの開発に参加できる「Windows Insider Program」で配信されるプレビュー版「Windows Insider Preview」に関するトピックだ。2017年8月後半のまとめとして、それらを紹介していく。

●RS3の完成を見届けるか、RS4にいち早く進むか

7月末にWindows Insider ProgramのFast Ring参加者向けに配信されたWindows Insider Previewの「Build 16251」では、受け取るビルドを2種類から選択できるようになった。

現在開発が進められているFall Creators Updateは通称「Redstone 3(RS3)」と呼ばれており、Windows Insider Program参加者向けに配信されている最新ビルドも「RS3のリリース候補版(Release Candidate)」だ。実際、Build 16251のInsider Previewには「rs3_release」の表記がデスクトップ画面右下のウオーターマークに書き込まれている。

一方で、RS3の次に計画されている大型アップデート「Redstone 4(RS4)」の開発も並行して進んでおり、完成間近のRS3を引き続き使うか、それともいち早くRS4を試すかという分岐がスタートしたのがBuild 16251配信時だ。この分岐はWindows Insider Program参加者が自ら選べるようになっており、RS4の分岐は「Skip ahead to the next Windows release(以下、Skip Ahead)」の項目で表示されている。

なお、7月末以降に提供されたビルドでSkip Aheadが選択不能になる現象が確認されている。しかし、Windows 10の最新開発状況を知るための分岐(ブランチ)として現在もSkip Aheadは存在しており、既にこちらを選択済みのユーザーは「rs_prerelease(プレリリース版)」としてのWindows Insider Previewを利用することになる。

RS3とSkip Aheadの分岐について、8月23日付けのWindows公式ブログでドナ・サルカール氏が補足している。Skip Aheadの登場をもってRS3は開発の最終プロセスに入っており、今後は9月末から10月初頭とみられるFall Creators Updateの一般公開タイミングまで、主にバグ修正がアップデート内容の中心となる。

サルカール氏によれば、正式版での安定性向上を目指してFast RingとSlow Ringともに今まで以上に頻繁なアップデートを行っていくということで、デスクトップPC向けには3週間近く提供のなかったWindows Insider Previewについて、今後は恐らく週に1~3回ほどのペースで最新ビルドが配信されると予想する。

もう1つのSkip Aheadについては、逆にRS3ほど頻繁なアップデートはなく、新機能や各種変更も当面はあまり行われないことが予告されている。これは、RS4自体がまだ開発のごく初期段階であること、そして開発スタッフの現在の視点がFall Creators Updateの完成に向いているためだ。従って、「新機能を試すことを期待してSkip Aheadを選択したけど、目新しい機能追加が行われない」といったことが起こり得る。

これは、Creators Update(1607)こと現行の大型アップデートである「RS2」の開発末期でも見られた現象で、Creators Updateの提供開始後もしばらくはWindows Insider Previewでの目立った機能の追加はなかった。

あくまで予想ではあるが、Fall Creators Updateで残念ながら搭載が間に合わなかった「タイムライン」や「クラウドクリップボード」といった機能の数々は、2017年末から2018年初頭くらいをめどに順次搭載されるくらいのペースかもしれない。

●Windows MRの複合現実を手軽に楽しめる新機能

8月23日付けで提供が開始されたデスクトップPC向けの「Build 16273」では、この他に最新トピックが幾つか含まれている。最新ビルドでは既に形跡が消えているが、「Photos」アプリが「Story Remix」へと名称変更された後、今度は「Photos & Videos」となり、再び「Photos」となったことをWinSuperSiteが報告している。

Microsoftは「Windows Story Remix」の名称でクラウドや認識コンピューティング、スマート検索などの機能を組み合わせた画像編集サービスを発表し、これをFall Creators Updateの目玉の1つとしていたが、最終リリースに向けた社内調整が進んでいる様子がうかがえる。

そしてFall Creators Updateでの特徴の1つである「Windows Mixed Reality(MR)」を手軽に楽しむ手段として、「View Mixed Reality」機能を搭載した3Dコンテンツビュワーアプリ「View 3D」の提供が発表された。これはSkip Aheadで提供されている最新ビルドで利用可能な機能だ。

この新しいView 3Dを使えば、Paint 3Dで自作した立体モデルや、Remix3D.comにアップロードされている3Dコンテンツを、PC内蔵カメラで撮影した現実世界に合成して閲覧できる。内蔵カメラは種類を問わないが、MicrosoftはSurfaceの顔認識カメラのように3Dの奥行きを把握できるカメラの利用を推奨している。

2017年末に各社から登場するWindows PC向けのVR(仮想現実)対応HMD(ヘッドマウントディスプレイ)なしでも、手軽にWindows MRがもたらす複合現実の世界を試せる手段として注目したい。

●Windows 10 SにWindows Insider Previewがやってくる

現在、Windows Insider Programで提供されているWindows Insider Previewは「PC」「Mobile」「Server」の3つのカテゴリーだが、今回のBuild 16273では2017年5月に発表された新エディション「Windows 10 S」が新たに加わった。

Windows 10 Sを簡単に言うならば、「Windowsストアアプリしか利用できない機能限定版のWindows 10 Pro」となる。

Insider Preview for Windows 10 Sの利用方法は、Windows 10 Sの正式版を導入した状態で、Windows Insider Programに参加するだけだ。MicrosoftはWindows 10 S用のインストーラーも提供しており、既存のWindowsからデータを引き継がずにインストールすることもできる。

なお、このセットアップ用ツールを実行できるのは、Windows 10 ProまたはWindows 10 Enterpriseのみとなる。

●ReFSがWindows 10 Pro for Workstations専用に

2017年秋にリリースされる予定のWindows 10新エディション「Windows 10 Pro for Workstations」についても新情報が入ってきた。中核機能の1つである「ReFS(Resilient file system)」について、Microsoftがこっそりとサポートポリシーを変更したのだ。

以前に「Paint」アプリをプリインストールから削除した件で話題となった「Features that are removed or deprecated in Windows 10 Fall Creators Update(Windows 10 Fall Creators Updateで削除または非推奨となる機能)」というドキュメントにおいて、新たに「ReFS」の項目が追加され、「削除」の部分にチェックボックスが入っている。

現在、ReFSはWindows 10の全てのエディションで利用可能だが、Fall Creators Update以降のアップデートを適用すると「読み書き」のみが可能で「作成」はできなくなる。ReFSの作成機能が提供されるのは、Windows 10 EnterpriseとWindows 10 Pro for Workstationsのみだ。それ以外のエディションについては、作成済みのReFSボリュームには継続してアクセス可能だが、新規作成や再構成が行えなくなるので注意したい。

これは、Windows 10 Pro for WorkstationsをFall Creators Updateで提供するのに合わせて、既存エディションとの差別化のために実施した変更とみられる。

Windows 10 Enterpriseはボリュームライセンスのみの提供で、一般ユーザーが直接手を出せる製品ではない。Windows 10 Pro for Workstationsは現時点でライセンス価格が公表されていないものの、Windows 10 Proより高額になるのは確実で、両者の線引きのためにReFSの位置付けを明確にしたのだろう。

ちなみに、ReFSそのものは一般ユーザー向けの機能ではなく、ほとんどの場合は使えなくても差し障りないと考えられる。

 

 

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Windows 10秋の大型アップデートに合わせて登場する「次世代Surface」とは?

「さぁ、帰ろうか!」と思った矢先に「再起動」を促されてイライラするのが、Windows 10の更新プログラム。「セキュリティ対策や品質維持のため」と分かっていても、こんなタイミングだとストレスを感じてしまう。

企業で使うPCは、オンプレミスサーバで稼働するWSUS(Windows Server Update Service)などを用いて管理されていることが多いが、それ以外の場合、更新プログラムの適用やPCの再起動は利用者の運用に任される。そこで知っておきたいのがWindows Updateでイライラしないための設定方法だ。

「再起動時のオプション」で帰社・帰宅タイミングを指定する

更新プログラムは自動でダウンロードするため、上図のように準備を終えてPCを再起動するだけ、という状態になる。客先で打ち合わせを行っている最中や、帰宅中に書類をまとめている際にPCの再起動を促されると「イラッ」とすることだろう。

実はWindows 10は、こうした事態の回避方法を用意している。「設定」の<更新プログラム/Windows Update/再起動のオプション>に、再起動の実行タイミングを指定する設定項目<時刻をスケジュール>があるので、ここから帰社・帰宅後のタイミングを指定するとよい。

選択できる範囲は分単位の24時間と当日を含めた1週間。設定後は指定した時間にPCの再起動を実行するので、余裕をもって設定することをおすすめしたい。なお、<追加の通知を表示>を有効にすると、更新プログラムのダウンロード完了時に通知メッセージが現れる。<設定の表示><今すぐ再起動>と2つのボタンが並んでおり、前者をクリックすると<再起動のオプション>ページが開くので、素早く設定を行う場合は有効にしておくと便利だ。

○「アクティブ時間」の設定で再起動禁止時間を設ける

Windows Update関連でもう1つ押さえておきたい設定が「アクティブ時間の変更」だ。「設定」の<更新プログラム/Windows Update/アクティブオプション>は、PCを使用する時間範囲を設定し、その間はPCの再起動を実行するというもの。

この設定を終業時間に合わせて設定すれば、社内でも社外でも更新プログラム適用によるPCの再起動を回避できる。ただし、指定範囲はWindows 10 バージョン1703で18時間以内。以前のバージョンは、より短い範囲しか選択できなかったが、日本社会の働き方を鑑みれば、必要にして十分だろう。

 

 

 

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Windows 10秋の大型アップデートに合わせて登場する「次世代Surface」とは?

「Windows 10」に視線追跡機能搭載へ──ALS患者支援チームが開発

米Microsoftは例年10月に「Surface」の新製品を発表するサイクルを維持しており、2016年10月には「Surface Studio」が登場した。その流れから、2017年10月にSufaceの新製品が発表される可能性は高い。

●「Surface Book」のリニューアルか、それとも

それでは、どのようなSurface新製品が登場するのか。現時点でSurfaceの新モデルに関する情報はほとんど出ていないが、更新周期から考えれば海外展開が始まったばかりで日の浅いSurface Studioの他、春に新製品が発表されたばかりの「(New)Surface Pro」「Surface Laptop」については可能性が低い。

やはり、オリジナルモデルが投入されてから既に2年が経過している「Surface Book」が何らかの形でリニューアルされると考えるのが妥当だ。米国のMicrosoft Storeでは、Surface Bookの幾つかのモデルを値下げしており、1TBストレージオプションをオンラインで選択不可にしているなど、次世代製品の兆候とみられる。

あるいは、サポート対応などで不遇なまま製造中止となってしまったAtomプロセッサ搭載の「Surface 3」後継、または似たようなコンセプトの新製品が発表されることもあり得る。

ただ、仮にSurface 3の後継製品が登場したとしても、従来のような「安価なSurface」は考えにくい。本来は低価格帯を狙うはずの「Windows 10 S」を搭載したSurface Laptopがやや高価格帯の製品となったように、最近のMicrosoftは製品ライン全体をハイエンド寄りにシフトしつつある。

そのため、Surface 3に連なる新製品が出るとしたら、低価格を強みにするのではなく、長時間バッテリー駆動が可能で常時接続に対応した「モバイルに最適なPC」をコンセプトとして打ち出す可能性が高い。具体的には「ARM版Windows 10」を採用した「Snapdragon 835内蔵のデバイス」だ。

●「Fall Creators Update」でOSもテコ入れ

10月というのはWindows 10の次期大型アップデート「Fall Creators Update(1709)」がリリースされるタイミングでもあり、2017年末のホリデーシーズン商戦に向けて投入されるPCはこの最新版OSの搭載が前提となる。

もし10月にMicrosoftの製品発表イベントが開催された場合、プレゼンテーションの一部はこのFall Creators Updateの機能紹介に割り当てられるだろう。

いずれにせよ、10月は「Back to School」と呼ばれる米国での新学期商戦シーズンが既に終了したタイミングで、比較的高価格帯で高機能な製品がMicrosoftの発表イベントの目玉となる。

米国ではこの時期にWindows 10 Sをプリインストールした比較的安価なノートPCとして「ASUS Vivobook W202」「Dell Latitude 3180」「Fujitsu LIFEBOOK P727」「HP ProBook x360 11EE」の投入が予告されている。Microsoftは、初のWindows 10 SデバイスとしてSurface Laptopを投入した後は、普及価格帯の市場開拓をOEMメーカーに任せる意向なのだろう。

10月に発表されるとみられるSurfaceシリーズ新製品の日本投入時期がいつかも含め、今から発表が楽しみだ。

 

 

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「Windows 10」に視線追跡機能搭載へ──ALS患者支援チームが開発

「Windows 10」とAndroid端末の連係、ビルド16251で一部可能に

米Microsoftは8月1日(現地時間)、「Windows 10」のWindows Insiderの次のビルド(早ければ2日にリリースの予定)に、視線追跡機能「Eye Control」を追加すると発表した。

Eye Controlは、障害のある人々が、Windows 10で画面上のマウス、キーボード、テキスト読み上げ機能を視線だけで操作するための視線追跡ツールを提供するという。

2014年の社内ハッカソンでALS(筋萎縮性側索硬化症)を患う元NFL選手、スティーブ・グリーソン氏と協力してSurfaceを利用する入力システムを開発した「Ability Eye Gaze」チームが推進してきた。

「3年前にMicrosoftに障害者が生産的で目的意識を持てるような革新的な技術プログラムの開発を支援してほしいと依頼したとき、彼らはすぐに同意してくれた。当時はそうした技術がWindows 10全体で使えるようになるとは夢にも思わなかったよ」(グリーソン氏)

まずは視線追跡ツールメーカーのスウェーデンTobiiの「Tobii Eye Tracker 4C」がこの技術をサポートする。Eye Controlを試すには、Windows 10の次期InsiderビルドとTobii Eye Tracker 4C(価格は149ユーロ)が必要だ。Tobii Eye Tracker 4Cは既に「Windows Hello」に対応している。

正式版のWindows 10にこの機能が搭載される時期はまだ不明だ。

 

 

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米Microsoftは7月26日(現地時間)、Windows Insider ProgramのFast Ringユーザー向けに、「Windows 10」の「Build 16251」の配信を開始したと発表した。このBuildには、9月提供予定の「Fall Creators Update」の新機能が多数含まれる。

このビルドで、「Build 2017」で予告した携帯端末連係機能のAndroid版が追加された。iPhone版は“間もなく”追加の予定だ。

Andrdoid端末でのWebブラウジングの続きをPCで引き継げる。こうした機能はWindows版とAndroid版のChromeブラウザで既にできるが、アクションセンター経由で可能になる。

この機能を使うには、[Setting](設定)→[Phone]を開き、ここでAndroid端末をリンクさせる(リンク方法については具体的説明がないが、電話番号を入力するようだ)。

リンクさせるとMicrosoftからSMSで「Microsoft Apps」というアプリを端末にインストールするようにというメッセージが届くので、これをインストールする。

Android端末でWebを見ていて、PCで続きを見たくなったら、ブラウザに表示される共有オプションから設定済みのPCに連係できる。最初に連係する際に、PCと同じMicrosoftアカウントでログインするよう求められる。

このビルドではこの他、音声AIアシスタント「Cortana」でWeb検索結果をブラウザを開かずに表示する機能や、CortanaでPCを終了させる機能などが追加された。

 

 

 

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